動的ストレッチマシンの「負荷設定」が効果を左右する
- 青柳貴宏

- 2024年10月11日
- 読了時間: 2分
更新日:8月24日
■ なぜ「負荷設定」が重要なのか?
動的ストレッチマシンは、筋肉をリズミカルに動かすことで、柔軟性と筋力を同時に高める効果が期待できます。ただし、効果を最大化するためには「負荷設定」が非常に重要です。
■ 負荷設定とその影響
重すぎる負荷の場合
動作が遅くなる、テンポが保てない
伸張–短縮サイクル(SSC)が活性化しにくくなる
柔軟性・可動域拡大の効果が低下
軽すぎる負荷の場合
マシンの可動域に任せた「他動的な動き」が十分に活かせない
むしろ能動的に筋肉の張力を使ってしまい、柔軟性向上効果が得られにくい
関節の可動域拡大には、マシンの誘導を十分に活用することが大切
適切な負荷の場合
テンポよく大きな動作が可能
血液循環が高まり、疲労回復やケガ予防にもつながる
柔軟性向上+筋活動の活性化がバランスよく得られる
■ 実践の目安(&Flex推奨)
「高回数でもテンポが落ちない」程度の軽負荷が最適
各マシンにある「推奨負荷シール」を目安に設定
最初はシール通り → 徐々に自分に合った負荷を探していくのがおすすめ
■ まとめ
動的ストレッチマシンの効果は「負荷設定」で大きく変わる
重すぎても、軽すぎても効果が減少
最適な負荷で実施することで、柔軟性・疲労回復・ケガ予防まで期待できる
👉 各マシンに目安のシールを貼ってありますのでそちらを基準に調整してください
📚 参考文献
Behm, D. G., & Chaouachi, A. (2011). A review of the acute effects of static and dynamic stretching on performance. EJAP, 111(11), 2633–2651.
Afonso, J., et al. (2017). Strength training vs. stretching for improving flexibility: A systematic review and meta-analysis. Scand J Med Sci Sports, 27(12), 1317–1327.





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