柔軟性を高めるにはストレッチだけじゃない ― 動的ストレッチマシンを入口に
- 青柳貴宏

- 8月19日
- 読了時間: 3分
更新日:8月24日
■ ストレッチと筋トレ、どちらも柔軟性を高める
柔軟性を高める方法として真っ先に思い浮かぶのは「ストレッチ」ですが、近年の研究では筋力トレーニングにも柔軟性向上効果があることが明らかになっています。
Mortonら(2011)は、筋力トレーニングとストレッチを比較し、いずれも同程度に関節可動域を改善したと報告しています。
Afonsoら(2017)のシステマティックレビューでも、レジスタンストレーニングは柔軟性改善においてストレッチと同等の効果を持つと結論づけられています。
つまり「伸ばす」だけでなく「動かしながら鍛える」ことでも柔軟性は高まるのです。
■ 初心者や低体力者にこそ「動的ストレッチマシン」が有効
ただし、いきなり本格的な筋トレを始めるのは、初心者や低体力者にとって心理的・身体的に負担が大きい場合があります。その入口としておすすめなのが 動的ストレッチマシンです。
&Flexで導入しているマシンは、極軽量の負荷をかけながら関節を大きく動かすことが特徴です。この仕組みは「超低重量のレジスタンストレーニング」とも言え、以下のようなメリットがあります。
■ 動的ストレッチマシンの科学的メリット
血流促進と筋温上昇による柔軟性改善→ 温熱効果により筋肉の伸張性が向上し、ケガ予防にもつながります(Safran et al., 1989)。
神経筋機能の活性化→ 動的ストレッチは静的ストレッチに比べ、筋力・パワー・瞬発力を低下させにくいことが報告されています(Behm & Chaouachi, 2011)。
低体力者でも安全に取り組める→ 極軽量負荷により、体に過度なストレスをかけずに「ストレッチ」と「筋トレ」の中間的な効果を得られる。
■ 柔軟性アップのステップ
動的ストレッチマシンで可動域を広げる
軽量〜中重量の筋トレで柔軟性と筋力を両立
ストレッチと筋トレをバランスよく継続
この流れで「伸ばす+動かす」の両輪が回り、持続的な柔軟性の向上が期待できます。
✅ 科学的に見ても、柔軟性向上は「ストレッチだけ」では完結しません。特に初心者や低体力者にとって、動的ストレッチマシンは ケガ予防と筋トレへの架け橋 となる最適な入口です。
👉 &Flexでは、安全で効果的に柔軟性を高める動的ストレッチマシンを活用しています。

📚 参考文献
Morton, S. K., Whitehead, J. R., Brinkert, R. H., & Caine, D. J. (2011). Resistance training vs. static stretching: Effects on flexibility and strength. Journal of Strength and Conditioning Research, 25(12), 3391–3398.
Afonso, J., et al. (2017). Strength training vs. stretching for improving range of motion: A systematic review and meta-analysis. Sports Medicine, 47(6), 1175–1187.
Behm, D. G., & Chaouachi, A. (2011). A review of the acute effects of static and dynamic stretching on performance. European Journal of Applied Physiology, 111(11), 2633–2651.
Safran, M. R., Seaber, A. V., & Garrett, W. E. (1989). Warm-up and muscular injury prevention: An update. Sports Medicine, 8(4), 239–249.




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