クレアチン摂取のメリットと安全性について
- 青柳貴宏

- 8月27日
- 読了時間: 2分
■ クレアチンとは?
クレアチンは体内に存在する化合物で、筋肉に貯蔵されてエネルギー供給(ATP再合成)を助けます。肉や魚にも含まれますが、食事だけでは十分な量を摂るのは難しく、サプリメントが広く利用されています。
■ アスリートにとってのメリット
爆発的パワーの向上 短距離走、ウエイトリフティング、球技のスプリントなど、数秒の高強度運動での出力が向上。
筋肥大のサポート トレーニングと併用することで筋量増加が加速(平均で筋量+1〜2kg程度)。
リカバリー促進 高強度練習の繰り返しによる疲労軽減効果が示唆されています。
👉 実際、最もエビデンスが確立されたサプリメントの一つとされ、多くのメタ分析で効果が確認されています。
■ 一般の人にとってのメリット
筋力維持・ボディメイク トレーニング習慣がある一般人にとっても、筋肉増加やパフォーマンス改善に有効。
脳機能サポートの可能性 近年では、睡眠不足時の認知機能維持や、軽度の抑うつに対する補助効果も研究されています。
日常的な疲労感の軽減 エネルギー代謝を助けるため、トレーニング初心者や中高年の運動継続にもプラス。
■ 高齢者にとってのメリット
サルコペニア予防 加齢に伴う筋量減少を抑える効果が多数の研究で確認。抵抗運動との併用で特に有効。
バランス能力・転倒予防 下肢筋力を維持し、転倒リスクを下げる可能性がある。
骨密度サポート 一部研究で骨への好影響も報告されています。
👉 クレアチンは「若いアスリート専用」ではなく、高齢者の健康維持サプリとしても注目されています。
■ 安全性について
多くの研究(長期で最大5年間、1日3〜5g)で腎機能・肝機能への有害影響は確認されていません。
これまで懸念されてきた「腎臓に悪いのでは?」という声は、科学的エビデンスによって否定されています。
副作用としては一時的な体重増加(水分貯留による)があり得ますが、これは筋合成やパフォーマンスにはむしろプラス。
■ まとめ
アスリート:パフォーマンス・筋肥大・リカバリーに効果大
一般人:筋力維持・疲労軽減・脳機能サポートに期待
高齢者:サルコペニア予防・バランス能力向上に寄与
安全性:長期的にも腎機能への悪影響は報告されていない
👉 クレアチンは「攻め(パフォーマンス)」にも「守り(健康維持)」にも使える、数少ない科学的に裏付けられたサプリメントです。





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